柔道整復師などにかかったとき

健康保険が使える範囲がきめられています

接骨院・整骨院や、鍼灸院などは医療機関ではありません。また、施術を行う柔道整復師や鍼灸師、マッサージ師も医師ではないため、健康保険を使える範囲は限られています

健康保険が使えない場合は、全額自己負担で施術を受けることになることを知っておきましょう。

柔道整復師(接骨院・整骨院)の施術をうけたとき

業務上災害以外・通勤災害以外の急性・外傷性傷病で、柔道整復師の施術を受けた場合に限り、健康保険の給付が受けられます。

どんなときに健康保険が使えるの?

具体的には、急性または亜急性の外傷性のけがのみで、以下の5つに限られます。

  1. ねんざ
  2. 打撲
  3. 挫傷(肉離れなど)
  4. 骨折
  5. 脱臼

亜急性とは、急性と慢性の間に位置し、もっとも痛めた状態から脱したものの、急速に回復せず症状が継続する経過・状況をいいます。期間としては2~3か月程度で快方に向かうものを指します。

こんな時には健康保険は使えません

  1. 日常生活からくる肩こり
  2. スポーツなどによる肉体疲労など
  3. 神経痛・リウマチ・五十肩などによる痛み
  4. 脳疾患後遺症などの慢性病
  5. 医療機関で治療中のもの
  6. 仕事中や通勤途上の負傷
  7. 原因不明の痛みや違和感、以前負傷した個所の痛み
  8. 医師の同意がない骨折、不全骨折、脱臼

施術を受ける際に押さえておきたいポイント

健康保険の使える範囲の受診でも、下記のポイントを押さえて適切な受診をしましょう。

  1. 痛みの原因や症状を具体的に柔整師に伝えましょう

    「いつどこで何をしてどの部分が痛くなったのか」痛みの原因を柔道整復師へ具体的に伝えましょう

  2. 署名する時、療養費支給申請書の内容を確認しましょう

    負傷名、日数、金額等の内容に間違いがないか確認してから署名をしましょう。

  3. 症状の改善はみられましたか?

    長期間(3か月以上)通っても症状の改善が見られない場合は内科的要因(病気による痛み)も考えられます。一度医師の診察を受けましょう。

内容について照会文書をお送りすることもあります

接骨院・整骨院では、すべての施術に保険がきくわけではありません。健康保険組合では、保険給付の適正化を図ることを目的として療養費支給申請書の内容について照会させていただくことがありますので、その際はご協力をお願いします。また、領収書などは捨てずに保管しておいてください。

はり・きゅう・マッサージをうけたとき

神経痛やリウマチ、五十肩、腰痛症など慢性的な痛みのある病気で、医師の同意を得て鍼灸師の施術を受けた場合に限り、健康保険の給付が受けられます。単なる肩こり、腰痛などのような症状で施術を受けた場合には、健康保険で受けられず全額自己負担となります。

はじめて施術を受ける場合は、医師の同意書または診断書が必要です。また、継続して施術を受ける場合は3か月に一度、必ず医師の再同意が必要となります。

みなさまの貴重な保険料を適正に活用するため、適切な受診にご理解とご協力をお願いいたします。